「動画編集をこれから始めたい!!」と思う理由は様々です。
- 結婚式の映像を作成することになった。
- YouTubeなどの動画投稿サイトを始めてみたい。
- 動画作成に関連する会社に就職した。
- 副業につながる趣味を持ちたい
- リモートワークや在宅ワークができるようになりたい。
空いた時間にゆっくり学んでいきたい人もいれば、すぐにでもできるようにならないといけないという人やせっかくやるなら真剣に取り組みたい!!といったように、モチベーションは人によってばらばらだと思います。
動画編集は、ビジネスとしても使えるスキルであると同時に、超成果主義と呼ばれる業界です。You Tubeなどの動画を見ている皆様ならお分かりいただけると思いますが、知識やスキルがあってもウケル・ウケないは別の話です。
そこで当記事では、趣味から初め副業につなげるためにはどのようなステップが必要なのか?どのようなツールが最低限あればいいのか?ウケルコンテンツを作るために必要なスキルは?自分にあったお金の作り方は?などなど、必見の内容をお伝えしていきます。
1.動画編集を始める際にまず用意するべき環境は?
動画編集の作業環境といえば、パソコンやツールといったハード面の環境が目に付きますが、師匠やライバル、仲間、コミュニティへの参加といったソフト面のほうに初心者の方はリソースを割いたほうがいいです。その理由をご説明します。
1-1.動画編集初心者にお勧めのパソコンは?
動画編集ソフトというのは、非常に大きな容量を使います。とはいっても、それは本業としてデータ容量の多い案件をこなしている場合やハイクオリティの動画を作成している場合においてです。
初心者がいきなり長時間の動画を作成することや高い負荷が発生する編集をするケースは殆んどなく、相当古いパソコンでない限り、パソコンを購入する必要性は余りないと思います。
他サイトではありますが、こちらの記事では、おすすめのパソコン・パーツ選びをわかりやすく解説しているので、パソコンの購入を検討しているのであれば非常に参考になると思います。
1-2.動画編集初心者にお勧めのソフト・アプリ
また動画編集ソフト・アプリも同様でよほどの理由がない限りは無料のツール利用からはじめるのがおすすめです。
なぜなら、無料ソフトでも多くの機能がついていて初心者であれば十分という理由だけでなく、「どういった動画編集スキルを身につけたいのか?」ということを知らないのに、自分にあったソフト・アプリを選ぶことはできません。
無料アプリを使ってみて、こういった細部までこだわりたい、こういった加工をしていきたい。という事が見えてきた段階で、その機能に特化したソフトを購入するという流れがおすすめです。
1-2-1.動画編集アプリおすすめ:無料編
ライトユーザー向け: i-movie
このソフトは、Apple社が提供していて、アイフォンやアイパッドでも利用でき、非常にお手軽です。また、慣れてくれば有料版の”Final Cut Pro”に移行でき、操作も共通しているので、ノウハウをそのまま引き継ぐ事ができます。
本格派デザイン向け:DaVinci Resolve
これから紹介する2つのソフトは、操作が難しく、学習を平行して行わなければいけないのでライトユーザーにはおすすめしません。
配色やカラーにこだわり綺麗なものを作りたいという方には、オーストラリアの映像製作会社が有料版の機能を縮小した無料版がおすすめです。洗練された映像を製作するというのであればこのソフトがお勧めです。
様々な機能を知りたい方向け:Avid Media Composer
このソフトは映像製作に必要な機能は1通りそろっており、映画編集でも使われる基本操作を体験する事ができます。しかし、操作は上記に紹介したソフト同様難しく、慣れるまで時間と学習を必要とします。
1-2-2.動画編集アプリおすすめ:有料編
では初心者でも有料版を購入したほうがいいという場合はどういうケースでしょうか?このような場合であれば、初心者でも購入を検討してもいいかもしれません。
ユーザービリティで選ぶ:Filmora
どのソフトもそうですが、始めたばかりのころは、どのボタンがどの動作に対応し、どの順番で操作するのか?を慣れるまでに多くのストレスがかかります。しかし、このソフトは、直感的に操作がわかるインターフェースになっており、知識がなくてもサクサク編集が進みます。
YouTuberに最も人気があるソフトであり、デザイン性でなく、動画を量産し、コンテンツで勝負したいという方には、最初から様々な操作を素人でもできるようになっています。
互換性で選ぶ:Adobe Premiere Pro
YouTuberのように、自分がコンテンツを発信するのではなく、副業やフリーランスとして仕事を請け負っていきたいという場合には、多くの会社で使われている互換性、普及性のあるソフトを選ぶようにしましょう。
このソフトは映像編集で最も定番と呼ばれるソフトで、金額が高いことが難点ですが、受注する際に、ソフトの互換性やどのような仕事であっても幅広く受ける事ができます。
1-3.動画編集初心者が真に投資すべきものは人間関係
動画編集で映像の綺麗さだけを追求すると、撮影機材などあげればきりがなくなります。しかし、実際はアイフォンで十分な場合が多いです。
なぜなら、そのような高度な編集スキル、品質が求められる仕事を最初からもらえるはずがないからです。
副業であれば、まずは単価が低い簡単な仕事から始まりますし、動画投稿なら作成する過程で、「こういった効果をつけるためにはどうすれば?」、「高画像にしたい」といったように、1つ1つ品質や操作を高めていきます。
そして学びは自分のレベルにあったものからしか生まれません。
「こういったことをしてみたよ」とか「こうするにはどうすればいいの?」といいあえる自分と同じ初心者の仲間を増やしたり、「あなたのレベルならこういった編集をしてみたら?」といってくれる先輩を作ることが重要です。
1つの手として、下積みとして動画制作会社に就職する、アルバイトをしてみるというのもありです。個人で副業や趣味としてやりたい、本を見て学ぶ事が苦手という方は、数ヶ月スクールに入ると言うのも1つの手です。
2.動画編集初心者でも稼ぐための方法
知識やノウハウがなくても、稼ぎながら学んでいくという流れを作っていく事が重要です。学生であれば、再生回数やいいね数、製作本数などを目標としても構いませんが、働きながら、副業としてするのであれば、小額でも結果につながらなければ努力を継続しにくいからです。
本を読んで学ぶ。専門知識をネットで調べる。そして学んだことを製作する。このような流れは中々お金に結びつきません。
2-1.youtubeなどの動画投稿サイトに投稿する
自分で動画を企画し、その広告料で儲けを出していきたい。と考える際には、まず既存の動画を真似してできるだけ多くの動画を投稿するようにしましょう。
初期のころは、ただ動画を撮影したものやテキストや写真をスライドするだけのもので構いません。動画をまず1本作成し、次はこの効果を入れてみよう。この演出を追加してみよう。と操作を作りながら学んでいく事が大切です。
冒頭でも述べましたが、コンテンツ制作は、知識やスキルが評価と一致しません。企画が独創的であったり、キャラが立っていれば、動画としてクオリティが高くなくても反響を得ることができます。
まずは視聴者が面白いと感じるコンテンツとは何か?スキルがなくても応援したい、期待が持てる配信者とはどういった特徴があるのか?それを学ぶためには、アウトプットあるのみです。
2-1-1.一流の配信者は行動しながら学べている
投稿者をリアルタイムで追っていれば、投稿を重ねるたびにクオリティがあがっていると思いませんか?学びとは、必要がなければ生まれません。
動画を作成している過程でこういう演出をしたいけどどうすれば?という疑問が生まれてからその編集スキルを学びはじめます。
これが逆に、この編集の仕方を学んだから動画に入れ込む。というものであれば、コンテンツとは不自然になりやすく、全体的にみれば不恰好な動画になりやすくなります。
なぜなら、コンテンツコンセプトから最適な演出方法を考えるのではなく、テクニックだけが先行してしまうからです。様々な編集機能が存在しますが、必要なタイミングがくるまでできなくても構わないのです。
2-2.ランサーズなどで在宅ワークニーズを知る
副業として儲けながらスキルアップをしていくためには、ニーズに合ったスキルを身につけていく必要があります。そこでまずランサーズなどのサイトをチェックし、単価の安い仕事にはどういうものがあり、自分の次のステップとしてどのような仕事があるのか?から逆算して学習する事がお勧めです。
すると、学んだスキルを企業のオファーにあわせて「○○ができます。」と提案する事ができるようになります。もちろん、素晴らしい動画を作成し、それを見本に見せることは非常に魅力的な実績となりますが、それをしようと思うと稼ぐまでに何年もの下積み期間を必要とします。
自分のやりたい、作りたい動画ではなく、初心者の仕事としてどのようなものがあるのか?それを知ってからそれを学び、簡単な副業をこなしながら、様々な編集技術や経験を身につけていく事が大切です。
3.動画編集初心者が本当にお金をかけるべきもの
動画を初め、ブログやHPなどのネット業界は、再生回数、いいね数、ファン登録数などの成果が全てです。
それは企業も同じで、超大手では綺麗な動画を作れる人を求めるかもしれませんが、殆んどの場合求めるのはバズったかどうかの結果だけです。
そのためには、動画の企画やテキストライティング、構成など、編集技術以上にクリエイター力が求められます。技術という理系力とコンテンツ演出という文系力の2つをバランスよく学んでいく事が重要です。
だからこそ、私は初期投資としてお金をかけるならソフトや撮影機材ではなく、学習教材や人脈構築にお金をかけることをおすすめします。
3-1.動画編集オンライン講座・スクール
膨大な量のコンテンツを作成してノウハウを獲得する。これができるのは一握りの配信者だけです。専門本を読む。これも高い学習力・知性を必要とし、多くの方には敷居が高いです。
ではどうすればいいのか?
それはオンライン講座やスクールにいくことです。
このスクールでは、基本的な編集技能を教えてくれるというスクール機能だけでなく、動画編集者として案件を紹介してもらえたり、獲得するためのノウハウも学べます。
また、スクール内で交流会も開催されており、同レベルでノウハウを教えあう人脈も形成できますし、フリーランサーの場合、仕事を手伝って欲しいという依頼を同期からもらえることもあります。
まとめ.動画編集には何が求められるか?
動画編集をしていきたい。そこで重要になるのは、知識や操作を学ぶことではありません。
副業するにせよ、動画配信者となるにせよ、何ができるようになればお金に換わるのか?というマネタイズを先に知る事が重要です。
市場のニーズを知れば、それを満たすための技術水準が決まり、それを満たすための学習・製作練習をし、それができるようになれば、次のステップとなる動画を作ってみる。この繰り返しによって、様々な演出や案件に対応できるノウハウ・技能が身につきます。
技能が先にくるのではなくて、目的や案件が先にあります。
副業で稼ぎたい、在宅ワークができるスキルを身につけたい、配信者で生活できるようになりたい。いずれを選択するにせよ、そのためにはどういったステップで、何を練習していけばいいのか?がむしゃらにやっても成果には結びつきにくいです。
勉強したり、作業をするのは好き。でも営業やお金を稼ぐことに慣れていない。
そういったことに自信がない方は、動画編集を通じて、お金を稼ぐ方法を知るためにもスクールに通う価値は十分にあります。
ゴールさえ見えていれば、あなたのスキルがつけばつくほど、動画を作れば作るほどお金につながりやすくなったり、自分の思い描いている未来を実現できる確立が高くなりますよ。