動画編集といっても、制作会社に就職したい人もいれば、これから個人的に動画編集を始めたい人もいるし、副業・在宅ワークとして動画編集の仕事は儲かるのか?出来そうか?ということを判断したい人もいるでしょう。
- 進路や就職先としての制作クリエイターの仕事内容を知りたい
- 副業や在宅ワーカーとして、動画編集の仕事内容を知りたい
- アイデアはあるけど、スキルがない人でもクリエイターになる方を知りたい
この記事では、動画編集・制作の仕事内容とそれを本業・副業・趣味それぞれのシーンで身につけるスキルと仕事内容をわかりやすく解説していきたいと思います。
1.動画編集・制作クリエイターとは?
映像・動画クリエイターには「自分で加工や編集を出来なければクリエイターになれない。」ということはありません。
もちろん、製作現場を知っていたほうが、具体的な指示や打ち合わせをできますし、映像のクオリティ、独特の世界観などにこだわるなら、動画編集・制作に関わる知識やノウハウはあったほうがいいです。
自分で作業を全部したいという強いこだわりさえなければ、自分のイメージに合うパートナーを見つける事が出来れば、会社員をしながら、未経験であってもクリエイターになることは出来ます。
この記事を見ている人は、会社員、学生、在宅ワーカーいろんな人が見ていることでしょう。動画コンテンツに携わる仕事の一番いいところは、趣味の延長・副業として出来る自由性・スキルがなくてもクリエイターになれる障壁の低さだと思います。
様々な形が存在する動画クリエイターの仕事についてこれから一緒に見ていきましょう。
1.1 (アシスタント)プロデューサーの仕事
動画作りはスキルがあればできるものではありません。大掛かりになればなるほど制作に携わる人数も、利害関係も、能力の差や考え方の違いが出てきます。
そういった全体をまとめていくのが、いわゆる監督の仕事で、職種ごとのプロデューサーが部署別の指揮を執っていきます。全てをできなくてもいい場合もありますが、具体的には以下のようなことを求められます。
- 企画立案・企画書の作成
- 他のクリエイターへの指示・調整
- 予算管理・進捗(スケジュール)管理
- 人事(出演者交渉)やクライアントとの交渉・調整
簡単に言えば社長や部長といったマネージャー職ですね。
作品は、1人では出来ないですし、撮影進行・加工作業など、自分のイメージを具体的に伝えるスキルが大切になってきます。ベテランであるからといってスタッフに好き勝手自分の感性で動いてもらっては困りますし、顧客の要望を聞いたり、予算やスケジュールなどマネジメントができないといけません。
アイデアは大切ですが、それをカタチに変えるノウハウというものが重要になってきます。
1.1.1 動画編集を外注すれば誰でもなれる
このプロデューサーですが、営業力があったり、自分でyoutubeビジネスをする場合には、スキルがなくてもいいです。
動画編集・制作をクラウドソーシングを活用すれば外注できるからです。
動画の長さにもよりますが、1本大体3000円から10000円ほどで外注できます。音声や挿入画像は自分で集めたほうが良いですが、フリー素材だけでもいけます。5分程度の動画なら5000円以内で発注できますし、企画力さえあれば、カメラで動画を撮影したり、ゲームを録画したり、テキストなどを用意するだけで後は外注です。
ビジネスであれば、営業力さえあれば、案件を取って制作会社に丸投げすればそれで終わりです。「こういった動画あればいいよね。」というアイデアが優れていれば、スキルはなくても稼ぐことは十分に可能です。
以下の記事ではクラウドソーシングの仕組みを判りやすく解説しているので、興味があれば是非読んでみてください。
1.1.2 動画クリエイターでビジネスするなら外注必須
現在自分で動画を編集している人も外注すれば、動画投稿スピードは倍以上になります。なぜなら、企画と素材を用意するだけですからね。
以下の記事ではおすすめのクラウドソーシングサイトを紹介しています。見たいサイトに飛んで【動画編集 youtube】と検索すれば、案件一覧が出てきます。
案件をみれば、youtuberがどれだけ動画編集を外注しているかがわかると思います。【ゲーム実況の動画編集している人募集!!】とかずらずらでてきます。
動画編集ソフトがないとか、アイデアはあるけどどうせ。など、言い訳をしつつ、興味があるなら是非見てください。自分でするのではなく、毎月1万や2万で予算を組んで、2本から4本くらいの動画を作成し、収入を作る、ビジネスツールとしてyoutubeを捉えると自分にスキルがあるかないかは問題ではなくなります。
1.2(アシスタント)ディレクターの仕事
ディレクターは、プロデューサーの指示の元で、カメラ・音声・演出を担当する人に指示だしをする役割です。当然、知識やノウハウがあるかどうかが腕の見せ所で現場で活躍したい人向けの職種ですね。
当たり前ですが、自分の意図通りに人が動くとは変わりません。
カメラマンは自分なりのこだわりや「こうした方が映える!」という思いがあるでしょうし、それはCGクリエイターや演出、音声さんもそうです。
しかし、各自が自分の哲学を前面に出せば、作品としてまとまりません。作品・企画コンセプトを伝え、それを前提とした最善に向かってチームを1つにしていく。そういったやりがいがあります。
1.2.1 副業や外注では発注力がかなり大事
副業でのクライアント選びであったり、自分が依頼する場合では、発注力がかなり重要になってきます。「こんな感じで上手くしてよ」とか「この動画みたいな感じで」では、はっきりいって制作側は「地雷クライアント」と感じます。
最初は細かすぎても丁寧にコミュニケーションをとって、徐々に「伝わるライン」を見極めていきましょう。
こういったキャラクターを伝える、演出したい、こういった作業を依頼したい、などの「わかりやすい仕様書」を作成するノウハウは、発注者であれば必ず求められます。
納品されたものの質を駄目だしするよりも、まずは自分の指示や要望が相手に伝わらなかったのでは?と反省するほうが良い作品を安定してできるようになります。
2.動画制作仕事内容
ここまでは主に企画・マネジメントに関する職種を紹介しました。
ここからは実作業を伴う具体的な仕事を紹介します。
2.1 編集オペレーターの仕事内容
動画編集には、Adobe Premiere、After Effectsなどの編集ソフトを使います。
編集作業の例を挙げると以下のようなものです。
- 映像素材のつなぎ合わせ
- テロップ・効果音挿入
- ぼかしやモザイクなどの加工
特別な知識は一切なく、求められるのは、長時間の細かい作業に耐えられる情熱と監督やクライアントの意図を正確に汲み取れるコミュニケーション力です。
2.1.1 動画編集のソフトは無料か、有料か
よくある質問や検索ワードとして、有料か無料というものがありますが、youtuberなら無料でもいいですが、副業で編集作業をしたい、本業にしたい方は、Adobe Premiereを購入することをおすすめします。
というのは、動画編集は素材を取り込んで編集するのが仕事です。なので、互換性が重要になってくるわけです。ただ高価な動画ソフトを購入するのは難しいというのが障壁になってきます。
そこでおすすめしたいのがクラウドソーシングでの金策です。
2.1.2 youtubeの動画編集の仕事内容
基本的にyoutubeでの動画編集案件は余計な部分のカットやテロップ、効果音挿入くらいしかないので、ソフトを買えば大体手探りで出来ます。
そして一案件で5000円くらいもらえます。慣れている人なら半日4時間くらい終わる作業で、未経験でも一日あれば終わります。
ローンを組めば1ヶ月5000円以内でソフトを購入できるので、1ヶ月2つ以上案件をこなせば黒字です。頑張れば初心者でも副業で5万は固いので、2ヶ月でペイできます。
動画編集は大学生のアルバイトとしてもできますし、高度な案件を請けなければ、在宅で出来る副業として収入源が出来るのでマジでおすすめします。
2.2 CGクリエイターの仕事内容
ここからは独学では厳しくなります。映像には素材が必要で、CG(コンピューターグラフィックス)を使って、画像やイラスト動画を作る仕事です。
こればっかりは、専門学校に行くか、オンラインスクールに通うか、就職するかでしかスキルを身につけることは難しいです。
就職先としては幅広くて、広告代理店・映像制作会社・ゲーム(アプリ)関連企業など多岐に渡ります。その理由としては、アニメーションは、単なる娯楽としてのコンテンツだけでなく、プロモーション広告などで使われるようになったからですね。
2.3 音声の仕事内容
音声には、録音された音の加工や録音を担当します。ナレーションやセリフでなければ、基本的に音は加工します。撮影中の音を録音する録音技師などもあります。
アニメやゲームで使われるBGMや音自体の音響効果というのは非常に重要ですよね。感情を揺さぶったり、ストーリー自体を代弁するものであったり、メッセージ性が強いですし、流行もあります。
2.4 カメラマンの仕事内容
アニメーション以外では、動画の素材はカメラで撮られたものになります。
構図や動き、角度、照明などノウハウや経験を求められる仕事で、対人物であれば、「表情を引き出したり、本人の魅力を最大化できるスキル」が必要になります。
また風景でもぼやかしたり、明るさを調整したり、カメラの様々な機能を駆使して、「どうすれば自分のイメージどおりの写真ができるか」というイメージをカタチにできるテクニックが必要になります。
また様々な場所にいける体力と行動力も必要になります。
2.4.1 映像クリエイターの平均年収
動画クリエイターの平均年収は、300万から400万程度で、大手の制作会社であれば1000万を超えます。まぁ大体のサラリーマンと一緒ですね。
ただスキルがあるので、フリーランスになることも容易ですし、現在ではクラウドソーシングなどでスキルを売ることも出来ますし、自分のサイトを作って○○円で作業します。youtubeで投稿して、そこから自サイトへのリンクをはって、仕事を受けるなどの収入源を作ることも可能です。
3.動画制作・編集クリエイターに興味のある人へ
動画編集は非常に身近でチャンスに溢れていて、いつ始めても遅くはありません。
高校生でも、映像に関係しない学部に通っている大学生のWスクールとして、会社員の副業としても出来る自由性が魅力です。
もちろん、経験やスキルの差によって出来る幅は当然出来ますが、映像はスキルが低くても出来る案件があったり、アイデア・メッセージ性があればバズります。
3.1 映像制作・編集スキルアップをするために
映像制作・編集は、スキルがなくても簡単な案件をこなすことができますが、折角やるならキャリアアップ、スキルアップを目指したいですよね。
そこでおすすめなのが、オンラインスクールに通うことです。
3.1.1 オンラインスクールに通うことのメリット
オンラインスクールによって、売りが違いますが、メリットをまとめると以下のようなものがあります。
- プロが作成したテンプレートをもらえる
- スキルにあわせて案件を紹介してもらえるスクールがある
- 就職先の斡旋や紹介サポートがある
- クラウドソーシングで請けた案件のアドバイスやサポートをしてもらえる
- 課題をこなすことで、作成できる映像の幅が広がる
3.1.2 映像制作・編集で大事な効率化
独自性や芸術的な映像作品でない限り、映像の世界では流行り廃りやテンプレートというものが存在します。
youtubeを見ていただくとわかると思いますが、基本的な編集はみんな似たようなものです。中には飛びぬけたものがありますけど。
つまり、編集にはパターンがあってテンプレートを使えば、効率よく案件をこなせるようになりますし、それは自分が投稿側でもそうです。アップできる本数が増えますよね。
3.2 一番大事なのは稼ぎながら学ぶ
何事でもそうですが、一番大事なのは継続です。
努力が出来るだけ目に見える形で感じられないと努力は継続しにくいですよね。またソフト代やスクール費用を出来るだけ短期間で回収しないと経済的に辛くなる。
独学ならソフト代だけで済みますが、それで稼げなければトータルでは儲けはそんなにでません。普通のスクールはそれは投資で仕方ないのですが、動画編集では違います。
編集案件をネットでとって、先生にアドバイスをもらいながらこなすこともできますし、スクールによっては案件を紹介してもらえます。
つまり、学生をしながら学費を稼げる事が可能になります。
学生であれば、アルバイトとして稼ぎながらスキルを身につけることもできますし、オンラインなので会社勤めの人でも、在宅で出来る副業収入源を手に入れる事が出来るというわけですね。
動画編集の市場は確実に今後も成長し続けていくのでマジでおすすめです。おすすめスクールは以下の記事で、特徴別に解説しているので是非参考にしてください。