語学力を活かしたい、勉強のアウトプットをしたい。そういった方におすすめなのが、クラウドソーシングでの翻訳です。完全在宅で仕事ができますし、単価も割と高めです。
クラウドソーシングって何?という方は先に以下の記事に目を通してみてください。
最近の流れとして、副業やフリーランス、在宅ワーカーが増えつつあり、そのためのプラットフォーム、個人と企業をつなぐ事が主流になりつつあり、youtuberなどを中心に個人の発注が増えてきています。
翻訳の仕事は本当に簡単な仕事から専門翻訳までやる気さえあれば、学生でもステップアップしていけるのでおすすめです。
ではみていきましょう。
1.クラウドソーシング翻訳に求められる語学レベル
他の記事でもお伝えしている通り、クラウドソーシングの仕事内容は初心者でも出来る簡単なものから専門的なものまでピンきりです。
1.1 クラウドソーシングでの翻訳の案件例
- 海外のお客様へのメール返信代行
- 外国語翻訳された漫画や電子書籍などの原稿チェック
- 海外ヒット書籍の日本語翻訳
- PDFを翻訳してエクセル入力
- 翻訳チェック・校正作業
- 海外向けサイト翻訳
- 海外電話代行
- 海外通販サイトの商品登録、説明文翻訳
- 飲食店メニューの翻訳
- ビジネス本、小説の翻訳
- 現地の会社への問い合わせ代行
案件数としてはネットショップ関連が多いです。フリマや個人でのネットショップをされている方が増えてきている方が多く、海外ショップの商品の問い合わせ、交渉が多いです。
リーディングではなく、スピーキング、ヒアリング能力が求められるのでややハードルは高いですが、1回電話するだけで5000円~10000円もらえるので、副業として単価は非常に魅力的ですね。
1.2 クラウドソーシングで初心者におすすめの翻訳案件
初心者にはやっぱりリーディングの案件がおすすめです。調べながら出来ますし、リアルで翻訳をするというのは緊張しますからね。
企業案件でなくて、初心者でも取りやすい案件は、動画の翻訳とメールでの問い合わせ、返信、海外ネットショップ出品作業ですね。
単価は安いですが、実績を積むにはぴったりですね。クラウドソーシングは実績と評価が増えてくるとオファーや継続案件がくるので、受験勉強レベルの初心者にはおすすめです。
クラウドソーシングで翻訳の仕事単価は?
文字単価で言うと3円前後が相場ですね。翻訳ではないブログ記事とかだと初心者なら高くて1円でデータ入力とかだと0.2円とかですよ。割としては凄くいいです。
最初は単発というかすぐ終わる仕事しか取れないと思うので、自分の実働時間を考えてどれだけ同時平行で案件をこなすか、常に何件の案件に応募しておくかなど、試行錯誤するのも面白いです。
とりあえず案件探しは以下の2つのサイトで十分です。会員数・案件数トップの2社なので以下の会社に登録すれば最初のウチは十分です。
1.3 クラウドソーシングで翻訳バイトを大学生におすすめしたい理由
私は、大学入学時のセンター試験の英語は192点でした。しかし、英語を話すことも聞き取ることも全く出来ませんでした。その後、大学院に進学して経営学の研究科でもあるのにかかわらず、12人のゼミ生の内、教授を含め3人しか日本人しかいないゼミに入ってしまい地獄の日々が始まります笑
朝から晩まで授業中も雑談もおまけに飲み会も英語で、頭がとろけましたが、そんな生活が3ヶ月くらい続くと頭の中で英語から日本語に変えて訳していましたが、いつの間にか英語を英語で考えられるようになりました。
1.3.1 語学力は使っていれば慣れる
つまりね。言語なんか喋っていれば慣れるんですよ。
それは外国人が集まるバーに行くのでもいいし、マッチングアプリのTinderで外国人の友達を作るのだっていい(自己責任なので変な人にはひっかからないでね)。
また最近は個人の発注主が多いので完璧は求めてないです。コーポレート案件なら話は変わりますが、単価が安くて誰も応募していないような案件ならやる気さえあれば通りますよ。
で会話なんですが、会社と会社とつなぐ会議の翻訳とかでなくて、現地ショップの問い合わせとかだと、結構あやふやな言葉で通じます。相手も聞き返してくれますし、「こういうことが聞きたいの?」とか会話の流れで補完すればいいですから。
語学力を伸ばすのは1つだけ。行動力です。知性は要りません(笑)
もっとすらすら話せるようになったら。リスニング力が上がったら。そんな日は来ません。その場に飛び込み、知らない内に出来ている。そんなものですよ。
2.クラウドソーシングで翻訳高単価案件を受注する
クラウドソーシングは先ほど紹介したサイト以外にも翻訳に特化したものがあり、実績が増えてくれば、様々なサイトを使ってみることをおすすめします。
また上記の2サイトでも実績がある人にしか提案されない高額案件もあります。
で、そのキャリアには大きく3つの方向性があります。
2.1 通訳としての翻訳家
イメージとしては【THE・翻訳】ってやつですね。これはどうしても海外に何年も住んでいないと厳しいです。ヒアリングしながら通訳し、会議だと日本語→外国語、外国語→日本語と会議の仲立ちをしなければいけないので大変です。
頭で日本語変換していたら間に合いません。
まさに第2言語を身体で習得していないといけなく、英語で話しかけられたら英語で返すし、日本語で話しかけられたら日本で返し「おまえ、器用だな(笑)」って友達から笑われるレベルが必要になりますね。
「今全部日本語で話してるイメージだったわ(笑)」的な感じです。
2.2 法務・契約書のプロとしての翻訳家
ここからがおすすめの内容です。誰でも努力次第でなれます。
国が違えば、法律は当然違います。また、企業と企業の取引では、契約書の形式が違いますし、悪意がないとも限りません。
あなたは企業の契約書を日本でもきちんと読み込めますか?
ほとんどの人は難しいと思います。だから語学だけじゃ駄目なんですよね。つまり、それほど需要が見込める仕事で、経験が必要であるということ。
学生でも書類の翻訳を中心に案件を受ければ、1年もやっていればかなりの知識が要ります。まぁその過程で色々調べまくらないといけないので時給換算をしたくなくなりますが、、、。
ただ2年後サラリーマンをしながら副業収入が10万以上ある。なんてこともできるので、勉強の延長としてやるのは非常にありですよ。
サラリーマンの方は、更にコンサルティング費を乗せてもいいです。この書類には穴があるとか、こういったことを決めておいたほうがいい。とか、ただ訳すだけでなく、気付きを提案しますよ。とかできれば、もはやコンサルタントです。
2.3 専門書の翻訳家
これも語学力があるだけでは無理です。
ビジネス本は非常に人気で、海外でヒットしたものを本屋さんで多く見かけると思う。そんな専門書やビジネス本ですが、専門用語がバンバン出てきます。
例えばリーダーシップという言葉がありますが、経営学では「パフォーマンスリーダーシップ」・「メンテナンスリーダーシップ」・「サーバントリーダーシップ」、「リーダーシップ3,0」など様々な概念が登場します。
そしてこれは辞書には載ってません。専門書にも書いていますが、論文を読んでないと難しかったりもします。だから専門書の翻訳に教授の名前とかが書いているんですね。
それでも「そう訳さねぇだろ」と思うような日本語訳を見かけるビジネス書も多いですが。
つまり、専門が必要でどれか1つの分野に特化して、案件を選んだり、日本語で専門書を多く読んで知識の幅を増やす。大学の書店なら学生でなくても変えるのでおすすめです。
3.翻訳家として価値を高めるために
あくまで折角やるのなら副業でもキャリアアップしたいという方むけの内容で、ある程度の学力さえあれば、単価はいい仕事です。ただ将来、本業につなげたり、在宅ワーカーとして付加価値をつけたいなら挑戦してみましょう。
ネイティブ並みになるか、語学力が在っても専門知識がなければできない分野のプロになるかの2択です。僕はスピーキングやリスニングが嫌いなので、後者1択ですけどね。
英語の論文は1000本以上大学院時代に読めましたし、今では新聞を読む漢字で経営学の論文ならすらすら読めます。またこの概念を説明するならこういう注釈が必要ですよ。って提案も出来ます。
それくらい翻訳って幅が広いですよね。会話、思想、学問、社会の流行、文化、それを正しく伝えるには、現地に対する理解と引き出しが必要で、経験が大事。
最初から受ける案件を絞り、テーマを持つことで、あなたの資産になります。
クラウドソーシングでは誰でも気軽に始める事が出来るので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
登録はどのサイトも無料です。