クラウドソーシング

デザイン初心者がクラウドソーシングで月5万稼ぐ方法と収入の上げ方

デザインの案件をとる方法は以下のものがあります。

  1. HP・SNSからの問い合わせ
  2. 知人やこれまでの顧客からの紹介
  3. フリーエージェントサービスによる営業代行
  4. マッチングサイトの利用
  5. クラウドソーシング

もちろん、単価は1に近づく(数字が小さくなる)につれて上がります。自分で値段を交渉できるからですね。しかし、裏返せば、数値が大きくなるほど、案件の取りやすさは上がります。

結局、デザインは作って何ぼの世界です。しかし、逆にサイトの使い方と立ち回り次第で未経験でも実績を作りながら稼ぎ、徐々に高単価な仕事を得ることは十分に可能です。

今回の記事では、初心者・未経験でもクラウドソーシングから実績を積みながら稼ぐ方法とデザイナーとしてのキャリアアップの仕方を始めます。

1.クラウドソーシングでデザインの案件を獲得する方法

クラウドソーシングは大きく4つの形態に分かれます。というのも、同じ会社で複数の案件紹介サービスをしているからです。

  1. 募集型(企業が案件をオファーし、それに提案するオークション形式)
  2. マッチング型(プロフィール・ポートフォリオを見て企業がオファーを出す)
  3. エージェント型(自分にあった案件を紹介してくれる)
  4. 提案型(自分が出来ることと料金表を作成するスキル販売)

1.1 クラウドソーシングでデザインは稼げないは本当?

少し考えれば誰でもわかることなんですが、実績やスキルの高い人と初心者が同一の条件で案件を受けるはずがないし、同じサイトを使うはずがないですよね。

本業の人は、より高単価でハイレベルの作品を求められる案件に応募するし、初心者は学びながらできる単価は低い案件を求めます。

  1. スキルはあるのに、単価の低い案件しかなくて稼げない!
  2. 案件が取れない!稼げない!

ちゃんと調べず闇雲に案件に応募して「稼げない」のも仕方ないですよね。ということで、自分のレベルに見合うサイトと案件選び、そして将来を見据えたキャリアイメージを持つ事が重要です。

1.2 クラウドソーシングでデザインはいつでも始められる

クラウドソーシングのメリットは、誰でもライフスタイルに合わせられるところですよね。

学生なら、学業とメインのアルバイトをしながら、空いた時間で出来る案件を探せばいいし、それは会社員も主婦も同じですよね。

専門学校を出たのに全く関係のない仕事をしていたり、デザインに関係のない大学を出て、全く関係のない仕事に就いたのにイラストレーターを買って、WEBデザインの仕事をしている人なんか山ほどいます。

もちろん、本業の方で自分のメディアで営業をしているが、「もう少し収入が欲しい」という副収入としても使えます。

ではデザイン初心者から本業、そして独立までどのようなステップで稼いでで行けばいいのか?のおすすめを説明します。

2.クラウドソーシングでデザイン初心者の立ち回り方

とりあえずillstrator(イラストレーター)とphotoshop(フォトショップ)は必要です。お金がなければローンで買って、クラウドソーシングで稼いで返済しましょう。24回分割とかなら5000円切るのでなんとかなります。

2.1 デザイン初心者のおすすめクラウドソーシングサイト

デザインを未経験で始める人の大半は、PRになるようなポートフォリオがなく、専門学校や大学で学んだ人もお金を貰って納品した実績は0の方ばかりだと思います。

実績作りとしてまずは最大手のランサーズとクラウドワークスに登録してください。上記の2社は案件数・会員数トップのリーディングカンパニーで日々様々な案件があります。

まずは低単価でもいいので多くの案件を受け、ポートフォリオ・実績を充実させる下積み期間だと割り切ってください。月5万も稼げれば合格点です。

2.2 デザイン初心者・副業におすすめの案件と獲得手順

募集型のクラウドソーシングでの受注方法は2つです。

  1. プロジェクト方式:発注内容に提案文章を提出するオークション
  2. コンペ方式:発注された内容に対する作品を提示する競争形式

プロジェクト方式は、実績もなく、ポートフォリオが充実していない時点でほぼ無理です。作品ではなく「この人に作って欲しい」という売り方は実績を作ってからになります。

「せっかく作ったのに選ばれなかった」ということは当然発生しますが、締切前で提案数が少ない案件を狙ったりして徐々に高単価な案件を狙っていきましょう。

選ばれなくてもポートフォリオとして使えるので、ひたすら作品を作ることに専念しましょう。まぁ初期に作った作品はクオリティが低すぎて後で削除することになりますが、それは自分のセンスやノウハウがスキルアップしたということですね。

2.2.1 クラウドソーシングデザイン初心者におすすめの案件

デザインジャンルは様々ですが、まずは単発のもので、出来るだけ製作期間が短いものを選ぶようにしましょう。

  • ポスター
  • バナー画像
  • アイキャッチ画像
  • チラシ
  • 名刺

最初は、コンペ形式が中心なのでとりあえず「1枚物」にしましょう。枚数が多かったり、HPの全体デザインなど時間がかかるものは受注できなければ悲惨です。ポートフォリオを作るサンプルサイトやサンプル物を作るために1件挑戦するというのはありですが。

2.2.2 デザイン初心者とデモ・サンプル

上記で説明しましたが、HP全体構造をリニューアルしたり、デザインコンセプトを作りたい。コーポレートデザインをしたいという人もいるでしょう。なのに、いつまでもチラシ案件をやり続けても意味がありません。

案件としてとった事がないけど、将来そのような仕事をしたいという場合には、稼ぐための案件をこなしつつ、デモサイトやサンプルを作る必要があります。最大でサンプルは3つくらいで十分です。

また案件を受けるときに「様々なデザインを提案できる引き出しの多さ」をPRするには、様々なコンセプトの作品を作る、「このようなデザインなら私に頼め」という専門性をPRするなら徹底して1つのコンセプトに統一した作品作りを行うなど、将来につなげる事を意識しましょう。

番外:クラウドソーシングを活用してイラストを売る方法

WEBデザインではなく、アニメーションや動画用のオリジナルキャラの立ち絵などのイラストであればSKIMAというサイトがおすすめです。

「好きなキャラの絵を描いて欲しい」・「SNSのアイコンを描いて欲しい」など、個人案件やTRPG用の動画、動画用オリジナルキャラの複数絵が欲しい、などyoutuberの依頼もあって、予算はまちまちです。

また自分のイラストを掲示して「○○円で描きますよ」という料金も提示できます。

趣味の延長で出来るのでおすすめです。

3.デザインで高単価案件を受けるために必要なこと

ある程度の案件を受注できるようになれば、次はスキルアップを意識して仕事をするようにしましょう。単価を上げる方向性とは以下の3つです。

  1. デザインそのものに価値が生まれるイラスト・演出
  2. 成果を生み出すセールスデザイン
  3. マーケティング全体を管理するWEBデザイン

あなたにデザインを頼めば、「どのような対価が得られるのか?」、「他の人と何が違うのか?」デザインを価値に昇華しなければいけません。

なぜなら、イラストやアニメーション以外では、綺麗であること、センスが高いだけでは、制作費しかもらえないからです。

3.1 デザイン自体のセンス・技術・流行で勝負する

例えば、アプリのキャラは、突き抜けた個性を持ったイラスト(作者が一目でわかる)であるか流行に敏感で市場が求めるイラスト(ソシャゲなど)が書ければ、それは価値になります。

なぜなら、そのキャラが欲しいがために課金をしたり、そのゲームを買うからです。

また流行りに乗るだけでなく、それを新しい構図や演出で表現できる独創的なアレンジが必要になりますし、イメージを形にする技術を学び続けなければいけません。またイラストでなければ、写真(動画)の選定や撮影など、質の高い素材そのものを用意することでも構いません。

3.2 成果を変えるセールスデザインコンサルティングする

コーポレートデザインは、ただ綺麗なだけでは駄目です。

特にチラシやLP(ランディングページ)などでは、自分のデザインでCVR(購入率)が倍になった。購入単価が500円上がった。などの明確な成果が見えます。

すると500万の増益が出るなら「この人に仕事を頼みたい」と当然なるし、料金はコンサルティング費を含んだデザインになり、単価は最低でも3倍以上でも受注は取れます。

「1枚のLP制作に30万から」という料金で仕事を受けている人もいます。そのためには、セールスライティングやWEBライティング、LP構造などを勉強が必要です。

3.3 クラウドソーシングでWEBデザインの単価が高い訳

クラウドソーシングで高単価なのがWEBデザインです。WEBデザインをしようと思えば、画像を用意して、記事をライティングして、購入ページを作って、それをWordPressを使って編集する複合的なスキルが求められます。

特に企業HPやアフィリエイトサイトがそうだすが、サイト全体のマネジメントから編集を任せられるということは、非常にポイントが高いです。

綺麗なサイト、UIはそのための1要素に過ぎなくて、肝心なのは、PV数を上げる、リピーターを増やす、問い合わせを増やす、などサイトの目的を達成するために、どういう構造にして、それを達成するためのデザインを学ぶ事が重要になってくるからです。

具体的には、WEBマーケティングやコンテンツマーケティング、WordPress、PHP、htmlなどをあわせて学びましょう。

サイト全体の構造設計からデザイン、運用までを任せられるのであれば、高額な報酬を得る事が出来るようになります。

4.デザイナーにおすすめのクラウドソーシングサイト

ある程度実績と作品が充実してきたら、特化サイトを使うようにしましょう。

4.1【長期契約・高単価案件】クラウドソーシングサイト

本業の方におすすめなのが、Crowd tech(クラウドテック)です。

クラウドテックは先ほど紹介したクラウドソーシングの最大手であるクラウドワークスが運営しているエージェント型に特化したサイトです。

1つの会社のWEBデザイン(WordPressの運用がほとんど)を任せられたり、アプリのゲームなどのキャラクター・アニメーション制作・演出などの案件になります。

もちろん給与は月額になり、月60万以上の案件がずらりです。ただそのためには、実績とこれまでの作品の質がなければマッチングしないので、そのために低単価で数多くの実績を作るということが重要になるということですね。

4.2【副業高単価案件】クラウドソーシングサイト

スキルがあってもあくまで副業で本業を大切にしたいという人もいるでしょう。私もYoutuberは会社員をしながらできるし、収入の目処も立っていないのに会社を辞めてするというのはナンセンスだと思っています。

またスキルはあるけれど、週5で働きたくないが、低単価では働きたくない人もいるでしょう。

そういった方におすすめなのが、WorkShip(ワークシップ)です。

このサイトでは、募集の半分以上がリモートOKで、週1日、土日のみ、副業案件などが多いです。エージェントサービスもやっているので、高単価の案件を獲得しやすいです。もちろん相応の実績を求められるので、副業の方はこのサイトで案件獲得することができるようになるのが1つのゴールかもしれません。

4.3【オファーを待つ】クラウドソーシングサイト

逆にある程度スキルがあるなら、案件に応募するのではなくて、料金表を提示して依頼を待つことだってできます。

ココナラで売れるサービスに制限はありません。例えば、「イラスト授業をスカイプやグーグルハンドアウトを使って1時間○○円で指導しますよ。」という作品ですらないサービス形態でも売れます。

副業として、「イラストが好きな初心者に低価格で指導してあげたい」というスキルの活かし方も全然アリですね。

またDVDノウハウ本を作って打ってみたり、私が書いた早送り動画500円とかでもいけます。アイデア次第で可能性は無限大です。

まとめ

フリーランスも、初心者も、学校で学んだけど別の職種で働いている会社員も、イラストを趣味としながら副業で稼ぎたい主婦、イラストに興味のある学生、もやることは一緒です。

自分のレベルに合ったサイトを選んで、今の自分でもできる案件を探して、値段に関係なく全力でやってみて、評価と実績を積み上げるだけです。

これがキャリアです。会社員とは違って、自分でキャリアを設計して、プロデュースしなければいけませんが。

自分のレベルに合わない案件の選び方、提案の仕方をしていてはいつまで経ってもうまくいきません。前提として努力、勉強できることは必要になりますが、正しい努力について学びましょう。

実績0で始めて成功した人の共通点はそこです。

今の自分でもできることは何か?どこならそのチャンスは得られるか?ステップアップするために何を平行して学ぶべきか?

正しい努力を継続できれば、必ず報われます。