副業・起業

バーチャルオフィスとは?|利用目的と後悔しないための業者の選び方

アルバイトではなく、個人で副業をやっていきたい。サラリーマンをしながら起業の準備をしたい。週末限定で仕事をしたい。個人でしてきた仕事を人を雇って拡大していきたい。

そのような小規模・スタートアップ期に、人手とコスト削減ができるサービスとして、”バーチャルオフィス”が人気になってきています。

しかし、このバーチャルオフィスのほかに、コワーキング(シェア)オフィスというものもあり、バーチャルオフィスって一体何なの?どんなメリットがあって、どういう目的で使えるの?と思われる方もいらっしゃることだろうと思います。

そこで当記事では、バーチャルオフィスの利用には、どのような人に向いていて、どのような機能を重視して契約すべきなのか?について、わかりやすく解説していきます。

1.バーチャルオフィスとは?

バーチャルオフィスとは、簡単に言えば、「住所」と「営業事務」・「電話対応」を代行してもらうことのできるサービスです。

もちろん、サービス内容も提供している会社によってばらばらですが、基本的には、実際にオフィスにいくことはありません。バーチャルオフィスは以下のニーズを満たすビジネスであるといえます。

  • ネット中心のビジネスで自宅で実際の仕事をしているが住所を知られたくない。
  • 会社概要に大都市の住所を記載したい。
  • 昼間はアルバイトや会社員をしているので、電話やメールにすぐに対応できない。
  • 自分が住んでいる都道府県とは異なる住所を取得したい。

例えば、自作の商品をネットで販売している方が通販会社として規模を大きくしたいが、会社住所として自宅は書きにくい。以外にも会社概要というのは、どのビジネスでも購入する際必ずチェックされるページだといわれています。

また会社員をやりながら副業としてビジネスを立ち上げたい、自分で顧客を獲得し、フリーランスとして独立するための準備をしていきたい場合には、昼間に来るお問い合わせや電話対応がネックとなってきます。

売上や受注の少ないスタートアップ期に、件数の少ない電話やメール対応に人を雇うことや使いもしない仮のオフィスを借りる事にコストをかけたくない。

そういったことに当てはまるのであれば、バーチャルオフィスがお勧めです。

2.バーチャルオフィス利用でよくある口コミ

では実際にバーチャルオフィスの利用者はどういったことに満足、利用してよかった。と思っているのでしょうか?代表的なものをご紹介します。

バーチャルオフィスを個人で利用している女性の口コミ①

女性でSNSを中心にビジネスをやっていて、特に顔写真を掲載している場合は、ストーカーに合うリスクがあります。また家族がいるため自宅を知られたくない、郵便物をビジネスとプライベートで分けたい、そういった場合は、格安業者の口コミが高い傾向にあります。

バーチャルオフィスを個人で利用している女性の口コミ②

ネットショップやハンドメイドを個人事業としてやっておられる方は、郵便手数料について負担を感じています。できるだけ自分の居住地に近い都市を住所に選びたい、そういった方は格安ではなく、中堅価格の業者の口コミが高い傾向にあります。

バーチャルオフィスを個人で利用している男性の口コミ①

パソコンさえあれば仕事に支障がなく、メールと電話で打ち合わせを済ませており、会議もスカイプで行い、住所公開に対する忌避感がない方でも、会社(事業)概要に、住宅地を記載することに違和感を感じる、固定電話の番号が気になる、顧客を取りこぼすかもしれないという不安を解消してくれる場合は、ビジネス街に住所がある、固定電話を提供してくれる中堅以上の業者に満足しているケースが多いです。

バーチャルオフィスを個人で利用している男性の口コミ②

週末起業をしていたり、昼間会社員やアルバイトをやりながら、受注が入れば作業をしている起業準備段階の人たちは、問い合わせや電話が来ても、営業時間中にレスポンスができないということに悩んでいます。昼間電話対応をしてもらえたり、郵便物の受け取り、自宅に転送してもらえるサービスは、副業段階の方にぴったりのサービスであるといえます。

3.バーチャルオフィスの選び方・使い方

ではここからはわかりやすく、「バーチャルオフィスでは何ができるのか?」・「どういった観点からバーチャルオフィスを選ぶべきなのか?」を質問形式で説明していきたいと思います。

Q.バーチャルオフィスで登記はできるの?

可能です。バーチャルオフィスを提供している会社は、会社設立代行や各種登記代行サービスを提供しており、レンタル先の住所で登記する事ができます。また個人事業主であっても、事務所住所をSNSやHPで公開することもできます。

Q.バーチャルオフィスで住所のみの利用はできるの?

下記でお勧めのバーチャルオフィスを紹介していますが、「住所のみ」・「電話番号貸し出し」・「電話代行」など、必要な機能をカスタマイズされていることがほとんどです。住所のみの利用であれば月額3,300から5,000円程度で利用する事が可能です。

Q.バーチャルオフィスの格安は何が違うの?

バーチャルオフィスを住所だけの利用だと料金だけで比較しがちです。しかし、怪しいと不安になられる方もおられるでしょう。

料金の違いは、「住所が都市部ではなく郊外にある」、「実はマンションの一室が住所になっている」、「特定の店舗しか荷物受け取りサービスをやっていない:無人運営の店舗がある」、「利用契約を結んだ後にしか番地以降の住所を公開しない」など、優良とは呼べない業者もいるので、慎重に選んだほうがよさそうです。

例えばネット通販の場合であれば、特産品や原材料を購入している県の都市に住所があったほうが売上が伸びる場合もあれば、出張や打ち合わせ、展示会の参加など今後の展望を考えて、営業エリアを考えるべきです。会社にカラーを持たせることを考えると東京が必ずしも正解とはなりません。

また居住地と余りにも離れている場所であれば、郵便転送に時間がかかるなどネットショップにはデメリットも存在します。

また店舗を数多く持っている会社であればあるほど、バーチャルオフィスである事がばれにくい(住所がかぶりにくい)傾向があります。

Q.必要になれば会議・セミナー室を借りることができるの?

小規模・ネット中心であっても、販促用にセミナーや顧客が集まっている写真を掲載したい、顧客先に向かうのではなく、顧客を呼ばなければいけない場合が出てくるかもしれない、見込み顧客が増えてきて会議室が必要になるかもしれません。

今後の売上拡大やビジネスの成長度に合わせて、会議室などのスペースを利用できるかどうか?というのもバーチャルオフィスを選ぶポイントになるでしょう。

4.おすすめのバーチャルオフィス

ではコストパフォーマンスが最も良いバーチャルオフィスとは一体どういった観点で選べばいいのか?

Q.バーチャルオフィスの値段・相場から考える

バーチャルオフィスの値段は、格安で500円から2000円以下の業者が存在しますが、実際は手数料がかかり、2000円前後が相場のようです。逆に高価格帯では、1万円から2万円が相場になっています。

総合的に考えると、住所だけの利用であれば以下の条件を満たしていて、3000円程度であればお得といえるでしょう。

  1. 借りられる住所がビジネス街・都市中心にある。
  2. 借りられる店舗数が各都道府県にあり、好きな店舗を選ぶ事ができる。

また電話代行や会議室の利用も視野に入れるのであれば、以下を5,000円から1万円以下で提供しているのであればお得といえます。

  1. 借りたい店舗に電話代行・郵便転送サービスがある。
  2. 会議室・共有スペースの貸し出しサービスをやっている。
  3. 各種登記・事務代行を任せられる士業の人材を持っている。

Q.料金の柔軟性から考える

またどのサービスが良いか?は、ビジネスの成長度に合わせて変化します。あなたがもし、今後売上を拡大していきたい、今は副業だが売上次第で本業にシフトしていきたい。と考えておられるのであれば、拡張性のある業者、料金プランが豊富でカスタマイズできる業者を選ぶようにしましょう。

その理由は、どの業者も入会手数料がかかり、あとで業者を変えれば余計な出費がかかったりするからです。

そこでお勧めなのが以下の業者です。

全国展開のバーチャルオフィスKarigo

総店舗数は全国に50程度あり、HPには、荷物引取りや電話代行が可能か、会議室があるかどうかを明瞭に掲載しています。

また住所だけなら3000円程度で借りられ、荷物の到着連絡や転送にかかる事務作業も無料で行ってくれます。また会議室の貸し出しも行っており、登記などの代行もしてもらえます。

また料金体系も柔軟で、固定電話貸し出しや電話代行サービスも行っており、昼間会社員やアルバイトをしながら顧客に対して即時にレスポンスを返してもらえます。

住所利用だけでなく、起業準備や副業を頑張りたいと思っている人は是非利用してみてはいかがでしょうか?